前 と 後ろ
教会で新郎新婦がたくさんの人に祝福されている。誓いのキスの前に<バンッ>っと扉が開き男性が入ってくる。「そんな奴と結婚するな!僕と一緒になろう!」新婦はウエディングドレスのままその男性と走り去っていく・・・「やっと迎えにきてくれたのね?」なんて言いながら二人は涙のキス、エンディング。子供の頃テレビで見て、素敵だなぁと思ったシーン。だって、かっちょいいでしょ?
ただ、歳を取る程にこのシーン迷惑極まりないと思うようになった。自分が結婚してからは尚更強く、迷惑極まりないと思う。
相手のプロポーズを受け、結婚の意思が固まればお互いの友人、知人に「この人と結婚する」と紹介する。その中には職場の上司もいるし、親友もいる。もっと前に、自分の親、兄弟に顔合わせ。親同士でお食事会なんかもして親睦を深める。これから十年単位のお付き合いになるからね。二人で住む新居の場所を不動産屋さんに仕事が休みの度に通って決めて、メジャーで家の寸法測りながら家具屋さん何軒も廻って家具揃えて、引越屋さんに頼んで別々の所にある二人の荷物を入れてもらって、色々な人から御祝いもらうから御祝い返しを用意して、お父さんも会社の同僚なんかから「娘さんのお祝い」ってノシブクロいっぱい貰って帰ってきて。
二人が去った後の式場で逃げた新婦の両親は色んな人に泣きながら謝ってまわる。
まず新郎。新郎の両親、親戚、「じゃあ、うちの子と付き合っている時から二股かけてたって事ですか?」「お前どんな教育してたんだ」「あんなフシダラな女と結婚しなくて良かった」「どう責任を取る気ですか?」幸せなお父さん一変、不幸のどん底。着飾った友人達は唖然。「これ、どうなるの?」「あんな子だったっけ?」「お祝い受付で渡したけど、どうするよ?」「新郎かわいそう、赤っ恥もいいとこだね」あちこちでヒソヒソ。式場関係者は血眼になって新婦を探す。「とりあえず本人を捕まえて意思を確認しないと・・・中止です帰ってください、じゃ済まないぞ!」「この後、もう一件式入ってますよ」「料理どうするんですか?」「とりあえず探して来い!!」バタバタなんて表現では足りないような修羅場が展開される。それなりの結婚式だったら300万円位かな?ここで中止でもお金は払わなきゃ。全額新婦側持ちになるだろうね。
逃げた二人が一緒になれても、新婦は親から絶縁、友人から絶交。「あなたのお父さん、泣きながら謝ってまわってたよ、何したかわかってるの?」前に勤めていた職場にも恥ずかしくて戻れない。一緒になった男性側の両親に「あなたのご両親にも挨拶させてもらわないと・・・」なんて言われても会わせられない。だって絶縁されてるもの。説明求められて経緯なんて話しちゃったらもう大変。男性の両親にも反対される。住む所も考えないといけない。新郎の住む近くや、親戚の近くに住めない。ばったり会ったら困るから。これで万一男性のお母さんが意地悪だったら・・・身から出た錆びとはいえ四面楚歌。
歳を取って経験をつむと物事の<前>と<今>と<後>を考えるようになる。行き当たりばったりを「無茶するね」と笑えるのは若さゆえ。ある程度歳を取ると「無責任」な「愚か者」。若いなりに考えて失敗するケースもある。読みが甘いっていうのかな。未成年の罪に対しての罰が成人よりも緩いのは、若さゆえの読みの甘さを是正するためじゃないかな。
でもね、若くても、取り返しのつかないこともある。「無茶するね」ですまない事もある。シンナードラッグ、周りがやってるから<今>始めて、<後>止められるっと思ってやってる。歳をとった私は思う。・・・止められないよ。もし止められても歯が溶けたヤツなんて雇ってくれる会社ないよ。取り返しなんてつかないよ。
・・・誰とは言わないけど。
<後>を周到に考えて、<今>鬼畜外道的な無茶する若者もいる。
歳を取った私は思う。
大人を
なめんなよ!
***独り言***
お前控訴審の中で「お化け見た」って言っただろ。被害者の方のお化け見たって。遺族の方々は毎晩「夢で良いから出てきてくれ」って思ってるんだよ。「夢で良いから会いたい」って。それを、ぬけぬけしゃーしゃーと。ドラえもんと魔界転生と並べて喋んな!人の命には無頓着なのに自分の命は嘘ついてでも守りたいのか?じゃあ泣いて命乞いしろよ。死にたくないって命乞いしろよ。みんな死にたくないんだよ。お前の殺した二人の方も死にたくなかったんだよ。未成年、若さゆえ、で許される事と許されない事とあるんだよ。大人をなめてたろう?確信犯かサイコパスか位は大人達は見破っちゃんだよ。伊達にお前より永く生きてないんだよ。こんなことしでかしたヤツに優しく諭すとでも思ってたのか?気づくの遅かったね。残念さん。
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